mito’s blog

IT技術メインの雑記。思い立ったが吉日。

【Zabbix4.0】snmptrapのLinkDown/LinkUpをインターフェースごとに監視する

やりたいこと

snmptrapのLinkDown/LinkUpをインターフェースごとに障害条件式LinkDown、復旧条件式LinkUpとして監視したい。 また、機器のどのインターフェースがDownしたのか一目で分かるようにしたい。

まとめ

トリガーのタグ設定とsnmptt.confの修正により、やりたいことができます。

以下は、Template SNMP TrapのトリガーlinkDown Trap from {HOST.NAME}を元に、変更しています。

項目名
トリガー名 linkDown Trap from {HOST.NAME} - ifIndex:{{ITEM.VALUE}.iregsub("^.*ifIndex:([0-9]+)",\1)}
障害条件式 {Template SNMP Trap:snmptrap[.*].iregexp(linkdown)}=1
復旧条件式 {Template SNMP Trap:snmptrap[.*].iregexp(linkup)}=1
障害イベント生成モード 複数
クローズに利用するタグ名 ifIndex
タグ ifIndex
タグの値 {{ITEM.VALUE}.iregsub("^.*ifIndex:([0-9]+)",\1)}


snmptt.conf

EVENT linkDown .1.3.6.1.6.3.1.1.5.3 "Status Events" Normal
FORMAT ZBXTRAP $aA $ar linkDown ifIndex:$1 arg:$-*
EVENT linkUp .1.3.6.1.6.3.1.1.5.4 "Status Events" Normal
FORMAT ZBXTRAP $aA $ar linkUp ifIndex:$1 arg:$-*

タグの正規表現でifIndexを拾えるように、FORMATにifIndex:$1を追加します。


障害画面 f:id:mst-it:20200420194732j:plain

環境

OS:CentOS 7.7
Version:Zabbix4.0

備考

linkDownとlinkUpを別々に検知する=それぞれチケットが起票されるため、一つにまとめたら運用の負荷を下げられるかなと。