mito’s blog

IT技術メインの雑記。思い立ったが吉日。

【Zabbix4.0】ローレベルディスカバリのフィルタで、特定のインターフェースのみを監視する

やりたいこと

作成・管理するテンプレート数を出来る限り少なくします。
その上で、機種(インターフェース数)の違いを吸収でき、さらに使用しているインターフェースのみ監視するテンプレートを作ります。

手動で設定する場合、機種ごとに監視アイテム(≒テンプレート)を作成することになると思います。

まとめ

ローレベルディスカバリを使って機種の違い(インターフェース数の違い)を吸収し、さらに監視したいインターフェースのみ監視アイテムを自動生成させます。

1.監視したいインターフェースのDescriptionに、任意の文字列を設定します。

  • Gi1とGi2を監視対象とします。
  • それぞれのDescriptionに「Connects to XXX」を設定します。

2.ディスカバリルールのフィルタに、Descriptionの文字列を設定します。

  • マクロに「{#IFALIAS}」、正規表現に「Connects 」を設定します。


機器のインターフェースのDescription f:id:mst-it:20200418185726j:plain

ディスカバリルールのフィルタ f:id:mst-it:20200418185806j:plain

アイテムのプロトタイプ f:id:mst-it:20200418185752j:plain

上記設定により、Gi1とGi2のみ自動生成されました。

ローレベルディスカバリの自動生成アイテム f:id:mst-it:20200418185829j:plain

なお、フィルタを設定しない場合は以下のように全インターフェースが自動生成されます。

フィルタを設定しないローレベルディスカバリの自動生成アイテム f:id:mst-it:20200418185923j:plain

環境

OS:CentOS 7.7
Version:Zabbix4.0

備考

インストール時に用意されているTemplate Module Interfaces Simple SNMPv2が参考になります。
本記事の設定により、テンプレート数は少なくなる為、その分の構築・運用面の負荷が減りますが、代わりにDescriptionの管理が必要です。
他に良さそうなやり方があれば知りたいです。