やりたいこと
作成・管理するテンプレート数を出来る限り少なくします。
その上で、機種(インターフェース数)の違いを吸収でき、さらに使用しているインターフェースのみ監視するテンプレートを作ります。
手動で設定する場合、機種ごとに監視アイテム(≒テンプレート)を作成することになると思います。
まとめ
ローレベルディスカバリを使って機種の違い(インターフェース数の違い)を吸収し、さらに監視したいインターフェースのみ監視アイテムを自動生成させます。
1.監視したいインターフェースのDescriptionに、任意の文字列を設定します。
- Gi1とGi2を監視対象とします。
- それぞれのDescriptionに「Connects to XXX」を設定します。
2.ディスカバリルールのフィルタに、Descriptionの文字列を設定します。
- マクロに「{#IFALIAS}」、正規表現に「Connects 」を設定します。
機器のインターフェースのDescription
ディスカバリルールのフィルタ
アイテムのプロトタイプ
上記設定により、Gi1とGi2のみ自動生成されました。
ローレベルディスカバリの自動生成アイテム
なお、フィルタを設定しない場合は以下のように全インターフェースが自動生成されます。
フィルタを設定しないローレベルディスカバリの自動生成アイテム
環境
OS:CentOS 7.7
Version:Zabbix4.0
備考
インストール時に用意されているTemplate Module Interfaces Simple SNMPv2が参考になります。
本記事の設定により、テンプレート数は少なくなる為、その分の構築・運用面の負荷が減りますが、代わりにDescriptionの管理が必要です。
他に良さそうなやり方があれば知りたいです。