やりたいこと
本番環境でsnmptrapの設定を確認したい。
まとめ
まず、zabbix serverにsnmtrapの設定を行います(手順は過去記事を参照)
次に、snmptrapコマンドを実行し、ifIndex10のLinkDownを疑似的に発生させます。
snmptrapコマンド LinkDown
snmptrap -v2c -c public localhost '' .1.3.6.1.6.3.1.1.5.3 test i 10
意図通りにifIndex10のLinkDownを検知しました。
最後に、snmptrapコマンドを実行し、ifIndex10のLinkUpを疑似的に発生させます。
snmptrapコマンド LinkUp
snmptrap -v 2c -c public localhost '' .1.3.6.1.6.3.1.1.5.4 test i 10
無事にifIndex10のLinkDownが回復しました。
snmptrapコマンドの説明
snmptrap -v 2c -c public localhost '' .1.3.6.1.6.3.1.1.5.3 test i 10
値 | 説明 |
---|---|
snmptrap | コマンド名 |
-v 2c | SNMPのバージョン 今回は2cを指定 |
-c public | コミュニティ名 今回はpublicを指定 |
localhost | 送信元ホスト |
'' | 現在時刻 空白でも良い |
.1.3.6.1.6.3.1.1.5.4 | OID 今回はLinkDownを指定 |
test | OIDを解釈する内容 snmptt.confで変換されるため、使われないので何でも良い |
i | 型 今回はifIndexの型のIntegerを指定 |
10 | LinkDownの第一引数 今回はifIndexが入る |
環境
OS:CentOS 7.7
Version:Zabbix4.0
備考
検証環境では、監視機器のインターフェースをshutdownして確認しましたが、本番環境ではそうもいかないので。
また、OIDをさらに調べれば、より実際の障害内容に近いtrapを発報できるかと思います。