mito’s blog

IT技術メインの雑記。思い立ったが吉日。

Chromeのプロファイルで、AWSアカウントなどを使い分ける

メモ

複数のAWSアカウントやそれに伴うブックマークなどを使い分けるのに、Chromeのプロファイルが便利でした。

プロファイル作成時に、自動でブラウザの色も変えてくれるので、今どのプロファイルを開いているのかも区別つけやすいです。


プロファイルの切り替えも簡単です。



プロファイルの作り方

右上のアイコンをクリックし、追加を選択します。

他のプロファイルをメインとして作業するなら、2個目以降のプロファイルは「アカウント無しで続行」で良いかと思います。


プロファイル名と色を選択して完了です。


PagerDuty on Tour2024 参加メモ

はじめに

2024/08/06に、PagerDuty主催の「PagerDuty on Tour」に現地参加してきました。
その時のメモをまとめておきます。


PagerDutyとは

PagerDuty(ペイジャーデューティ)は、リアルタイムのインシデント管理プラットフォームです。
企業のIT運用や開発チームが障害対応を迅速かつ効率的に行うためのツールを提供します。システム障害やアプリケーションの異常を検知し、適切な担当者にアラートを送信することで、障害対応に費やす時間の軽減や解決までのスピードを向上させます。
また、インシデントの追跡やポストモーテム作成、ワークフローの自動化をサポートし、組織全体のオペレーショナル・レジリエンスを強化します。
インシデント管理とは?〜システム障害を未然に防ごう〜|インシデント管理プラットフォーム│PagerDuty



イベントの概要

PagerDuty on Tourは、システム障害対応の未来を徹底議論する年に1度の祭典であり、テーマは「AIと自動化の新時代におけるオペレーショナル・レジリエンスの再構築」です。

www.pagerduty.co.jp


なお、PagerDuty on Tourの振り返りウェビナーが開催されるそうです。
興味がある方はぜひどうぞ。

日時:2024/08/20 12:00〜13:00
場所:ウェビナー

www.pagerduty.co.jp


セッションのメモ

全てではないですが、いくつかのセッションメモを記載します。

PagerDutyとJR東日本情報システムとの対談

  • 顧客のニーズはどう変わった?
    • XXXサービスについて。当初は単一の予約しかできなかった。
      • タッチレス、シームレス、1チケット複数人対応のニーズが出てきて、それに伴いトラッフィックも増えた
    • 現在、200-300のサービスあり。いかに早く復旧させるか、人工もかかる
    • アクセスが集中する時期は、GW、お盆、年末年始
  • 7/19の世界規模のインシデント対応について
    • 当初はサイバーアタックかと思った。東日本ではほぼインパクトはなかったが、グループ全体では影響あり。
    • 教訓として、プラットフォームの偏りがあった。分散がテーマだなと。
    • 顧客に原因は関係ない、サービスが使えるかどうか。
  • モダナイゼーションを推進するにあたっての課題は?
    • 古いデザインをどう変えるか、運用もどう変えていくか
  • リーダーシップで重要なことは?
    • 同じ価値観を持つこと、共有すること


AIと自動化が実現するオペレーショナル・エクセレンス

  • 7/19の世界規模の障害発生時について
    • システムが動かないため、普段と異なるオペレーションとなっただろう
    • 普段と比べて、以下の項目が増えた
      • インシデント件数 192%
      • 通知件数 290%
      • 実行されたワークフロー 1425%増
    • PagerDutyを導入している企業は、修復にかかる時間は+29%で済んでいる
  • 生成AIの導入機運は高まっている
  • PagerDuty Advanceの日本語版提供開始予定は9/30


トヨタCCoEのインシデント管理効率化に向けた挑戦

  • 開発者体験の向上にはインシデント管理の向上も必要
  • 付加価値のある作業に集中するにはどうするか
    • 作業を3つに分類
      • 付加価値のある作業
      • 付加価値はないが、やらなければならない作業
        • 例えば、次の工程に部品を運ぶ
      • 無駄な作業
  • どうするか
    • 無駄な作業はやめる
    • 付加価値はないがやらなければならない作業は、自動化などにより人にやらせない
  • PagerDutyはterraformで管理している


センターオペレーション改革でのイベント管理業務の自動化について

  • pagerdutyの導入事例を紹介
  • 従来の運用は人に依存していた、今後はオペから脱却しないといけない
    • 従来の対応
      • 負荷が高いなら人を増やす
    • 今後の対応
      • 仕組みやシステムによる自動化、効率化。人に頼らない
  • PagerDuty選定のポイント
    • 監視に特化し選定
      • アラートのトリアージや通知がよかった
      • アラート月5000件のうち、本当に対応が必要なものは2、3割?だった
  • アラートの条件25000個をpagerdutyと整理した
  • PagerDutyの始め方
    • 利用の正しい理解、監視の再デザイン(機能と比較したり)
    • pagerdutyの障害時にどうするか、ミニマムスタート(ai除外
  • 目指したいこと
    • chatによるオペレーション。検知も復旧も自動化


これからの企業のAI活用とビジネス戦略〜AIが超加速する予測不能な未来をチャンスに出来る要諦と実例〜

  • 生成AIは、不足の事態を言語化し、対応をする
    • 経営で扱えなかった非構造化データを扱える
    • コスト削減、人の置き換えというレベルではない。ゲームチェンジが起きる
  • DXの三つの目的
    • 業務DX、事業DX、価値DX
    • 価値DXを行うには、業務DX、事業DXは必要
  • AIだからこそできること
    • 前の工程のAIモジュールが次の工程のAIモジュールにつなぐ
      • End to End AIの未来
    • モジュールAIを連結した価値DXの実行へ
  • 変化は掛け算で起きるのに対して、予測は足し算でおこなう。そのため、変化を予測するのは難しい
    • 今までは目的から手段で物事を考えていたが、今後は今ある手から組み合わせて何ができるかを考えていく
    • コントロール力の拡充を重視する
      • 正解主義から、修正主義へ
      • 予測可能から、操縦可能へ


セッション資料


おわりに

以前から界隈で聞く「アラート疲れ」に対する解決策の一つが、PagerDutyのようなアラートのトリアージなんだろうなと思いました。 あわせて、システムをシステムでどう監視/運用していくか(AIOps)に取り組んでいかなければならないなと考えています。
セッション以外では、ここ最近、イベントに参加する度にオンラインでは交流があってもオフラインでは初めてという方と挨拶が続いてうれしいことばかり。
引き続きイベントに参加/情報収集をし、自社で生かしていきたいと思います。

JBUG東京#23に現地参加してきました!

はじめに

JBUG東京 #23に現地参加してきました(オンラインなし)。
業務都合で行けなくなるか心配だったので申し込みをためらっていたのですが(その間に満席になったり)、思い切って申し込んでよかったです。

jbug.connpass.com


テーマ「チームで活用するためのBacklog運用ルール」

以下、セッション内容です。

バックログスイーパーの誕生

登壇者

内容

  • タスク管理スキルはビジネススキルの集合体
    • 業務を想像できるか?因数分解できるか?
    • 誰にでもできるわけではない
    • そこでバックログスイーパの出番
  • バックログスイーパーの役割
    • タスクを書き出させる
    • タスクをモニタリングする
    • タスクを完了させる


クラウドを活用したSmartCityの実現とBacklog連携によるDX化

登壇者

  • FIXER 佐藤さん

内容

  • クラウド移行サービス
    • 無料で移行を支援、請求代行も実施
  • LineとBacklogの連携
    • 人がLineで気づいたことを報告し、Backlogで自動起票、管理者が担当者にタスクを依頼する
      • 路面の凸凹、動物の屍骸、公共施設の状況報告など
      • 位置情報も付けられる
    • 報告から解決まで、人とデータが効率的に連携できる


行政プロダクトにおけるBacklog活用と運用ルール

登壇者

内容

  • 行政ならではの特徴
    • 事業者は指定できないし、進め方も事業者ごとに異なる
  • コミュニケーションの特徴
    • プロジェクトを横断する
  • 実践したこと
    • チームでアクセス権を管理する
    • 初期設定や共通設定をBacklog APIとPowerAutomateで自動化し、プロジェクトを新規作成している
    • システムエラーを自動起票し、メンション通知
    • 開発ドキュメントはGitで管理し、Webhookで公開してきたい


タスク管理とチームワーク

登壇者

  • デジタルキューブ 恩田さん

資料

内容

  • Backlogにない仕事は仕事として存在しない
  • Backlog導入後に出てくる悩み
    • タスク管理してくれない、Backlogを使ってくれない
      • 特定の個人の問題ではなく、組織の問題と捉える
  • 悩みの対応
    • 悩みをフェーズごとに分け、対応している(詳細は資料)
      • タスク管理の意味を伝える
      • 課題の粒度の目安を伝える(正解はないけれども)
  • タスク管理の壁
    • 止まっているタスクを進めるために


壁打ちセッション - 公開お悩み解決 ‐

パネラー

内容

  • 普段どのような業務でBacklogを活用しているか
    • お客様への導入支援
    • 開発案件
    • 採用活動、人事評価、人材育成、定期的な周知
    • 営業
  • Backlogを使ってくれない部署や人への利活用促進のコツは?
    • Backlog導入初期の悩みとしてよく聞く
    • 社内のキーパーソンを抑える
    • レスポンスを返すことで、物事がスムーズに進むことを体験してもらう
    • 山本五十六方式
    • スターを複数おすとスターが伝播して、使いたくなる
  • 起票のハードルを下げるために取り組まれていることはあるか?
    • 新人研修、1on1などで起票を体験してもらっている
    • 種別ごとにテンプレート、サンプルを用意している
      • 何を書くか項目やそのサンプルが、すでに記載された状態で起票する
      • 誰が見てもわかるように、細かくテンプレートを書いている
      • 自由入力欄は用意しない
    • コミュニケーションが大事
      • メールやLineができるなら、絶対できる
    • 起票手段をメールやGoogleフォームにするなど、自動起票させる
  • 複数のプロジェクトのタスクをうまく管理する方法を教えてほしい
    • ダッシュボードにまとまっている
    • 個人のガントチャートが見れる
      • 画面右上の・・・を押すと、プロジェクト横断で確認できる
      • 検索条件も保存できる


Xまとめ

togetter.com


所感

起票しやすくするために詳細なテンプレート(自由入力欄をなくすなど)を用意する事や、特定の機能をブックマークしているのでダッシュボードを活用してなかったなど気づきがいろいろありました。
特に機能面では、担当タスクが複数のプロジェクトにわたるため、GASでそれらをリスト化してしているのですが、それが標準機能でリスト化できることを初めて知りました。
なお、以下の2つ方法があります。

  • プロジェクトをまたいだガントチャート
    • 開始日と期限日を入力していると見やすい

  • プロジェクトをまたいだ課題検索
    • 自分だけじゃなく、メンバーに絞って確認することも可

この機能が非常に便利だなと感じたので、社内でも共有しようと考えています。
また、他にも解決したい課題がいくつかあるため、効率的に運用できる仕組みも検討してきたいです。
ネットワーキングタイムでは、これまたオンラインでしかお会いできなかった方々と挨拶できましたし、新たなご縁もうまれました。

この投稿が参加できなかった方の参考にでもなれば幸いです。 今後も、積極的にイベントへ参加していこうと思います。楽しいことしかありませんね!! 登壇者のみなさまありがとうございました!

Slack リスト機能の利用メモ

はじめに

複数PJの担当タスクを一目でわかるよう集約したかったので、Slackのリスト機能を触ってみました。
選択理由は、Slackはすでに利用実績があり、PCはもちろんスマホにもインストール済みのためです。

Slackのリスト機能は一般的なToDoリストの機能相当があり、それにSlackの機能が盛りこまれています。
そのため、手入力であればやりたいことは基本的にできました。


ToDoリストのサンプルです。

リスト機能の概要

まず、リスト機能の基本的な使い方について説明します。
一般的なToDoリストの機能相当があり、それにSlackの機能(メンバー内での共有や、タスクにメッセージ/リストを紐づけできる)ができます。

主な機能

  • フィールドの追加と編集
    • 簡単にフィールドを追加でき、編集もできます。
    • 先頭のフィールドはプライマリーフィールドであり、移動や非表示、フィールドタイプの変更(テキスト固定)はできません。
  • フィールドタイプの種類
    • テキストから数値、日付、チェックボックス、チャンネル、メッセージなど登録できます。
  • 進捗状況(ステータス)の可視化
    • フィールドタイプをリストにし、「未開始」「進行中」「完了」「(カスタマイズ)」と設定すると、進捗状況が可視化できます。
  • 期限の設定
    • フィールドタイプを日付にし、期限日を設定することができます。
  • コメント機能
    • アイテムごとにコメントを追加し、チームメンバーとコミュニケーションを取ることができます。
  • リストの権限
    • 一人で使うことも、チームで使うこともできます。




ボード表示にもできます。

そのうちやりたいこと

チケットシステムと連携させ、自動入力させる。
あくまで目的は閲覧であり、そのための手入力はなくしたい。

技術書典16にサークル参加(売り子)してきました

はじめに

技術書典には一般参加を何度も経験していますが、今回は初めてサークル参加をしました。執筆のきっかけやその覚悟につながることを期待して、書き留めておきます。


技術書典とは

技術書典は、ITや機械工作、その周辺領域に関する技術系同人誌の即売会です。
エンジニアやクリエイターが自ら執筆した本を販売し、最新の技術情報やノウハウを直接共有できる場でもあります。

techbookfest.org


オンラインマーケット開催中(6/9まで)

techbookfest.org



当日の感想

知り合いの顔も見れたし、OAuthて何?という方に売り子として拙いながらも説明したり、その場で検索して買ってくださりと参加してよかったです。 私も数冊買いましたが、これから勉強しないとと思っていたジャンルの本がピンポイントであって嬉しかったです。さすが技術書典!!
また、なにより良い刺激になりました。次回も技術書典に参加する方針で!


何で参加しようと思ったの?

以前の職場では、チームの半数が執筆経験者でした。その影響もあり、私もいつか書いてみたいと思っていました。そして、ちょうど個人的に新しいことに挑戦したいと考える時期に入り、タイミングよくAuth屋(@authyasan)さんの売り子募集のツイートを見かけ、勢いで応募しました。
売り子なので書くわけではないですが、いろいろお話も聞けたらいいなと思って。


顔合わせと打ち合わせ

オンラインでの打ち合わせを経て、顔合わせも兼ねて食事会が開かれました。私を含め4人が集まりましたが、オフラインでは全員初対面でした。
学生や若者、おじさん二人というメンバーでしたが、みんなすごく勉強熱心で感心しました。 むしろ私だけ分野が違うのでちょっと申し訳ないなと・・・自動化を広めるの楽しいよ!

お肉は最高でした。。。


当日の対応

昼頃に到着し、2周ほど各サークルを回って本を購入しました。培養肉を作っているサークルが今回は培養肉のエナジードリンクを作っていたりと話すのも楽しかったです。
売り子としては、後半はサークルに来る人も落ち着いてくるだろうとの見込みでしたが、全くそんなことはなく、改めてAuth屋さんの人気を実感しました。 上にも書きましたが、OAuthて何?という方に説明したり、その場で検索して買ってくださりと売り子をしてよかったなと。


その他

あの布PLUSのことを教えてもらったり、技術書典と技術書同人誌博覧会(技書博)の違いを聞けたのはありがたかったです。
また、TechBoosterさんがGitHubで執筆ノウハウ本を公開されています。